マルジェラの足袋(タビ/tabi)に裏張りはするべき?
マルジェラの裏張りは新品のときにしたほうがいい?
当店ではおかげさまで連日メゾンマルジェラの足袋シューズの裏張りのご依頼をいただいております。
修理例はインスタグラムでもご紹介していますので、是非ご覧ください。
その際にお客様から「新品のうちに裏張りしたほうがいいですか?」「新品じゃないと裏張りできませんか?」といった質問をよく受けます。
結論から言いますと、マルジェラの足袋シューズにかぎって言えば
『新品のときに裏張りしたほうがいい』です。
足袋のカタチでない通常のパンプスやシューズであったら、新品のときに裏張りするかどうかはお客様のお好みで決めらて良いと思うのですが、足袋シューズだけは、そのカタチが特殊であるが故に、新品のときに裏張りをしておいたほうが良い理由がいくつかあります。
ひとつは『足袋シューズのつま先は減りやすい』からです。
指先をしっかり使って歩くことができる足袋シューズは、そのぶんつま先の摩耗が早く、早い人だと1、2回の使用でけっこう減ってしまいます。
特に新しいうちはソールがあまり曲がらないので減りやすいといった傾向があります。
ソールが減るということは靴としては仕方がないことで悪いことではないのですが、もっとも怖いのは、ソールが減ってくるとアッパー(足をつつんでいる部分)の革までダメージが及びやすくなってしまうことです。
ソールが減っているのをそのまま履きつづけて、「つま先に穴があいてしまった」というご相談も少なくないです。
こちらは穴があくまではいってないですが、地面に擦れて削れしまっていますね。
仮に穴があいてしまってもほとんどの場合は補修できるのですが、その場合どうしても余計に費用がかかったり、見た目にも若干影響したりもしますので、極力避けたいところかなと思います。
また、新品のときに裏張りをオススメするもうひとつの理由は、ズバリ『キレイに仕上がる』からです。
新品のときは当然ソールがすり減ったり、小さな石などがめり込んでることもないので、裏張りがより自然に取付けられます。
すり減ったソールですと、まずそのすり減りを直してから裏張りをするので、その継ぎ目などが見えてしまう場合があります。
ソールが黒の場合は着色すればほとんど目立たなくなりますが、ナチュラル系の色の場合はどうしても継ぎ目が見えてしまったりもするので、自然に見せることが難しいときがあります。
なので、ヌード色など淡い色の足袋シューズを購入されたときは、尚一層、新品時の裏張りをオススメします。
サイドがナチュラルな色の場合、お店によって仕上がりのちがいがでやすいです。
当店ではサイドの色味が薄い場合はあえて着色せず、ナチュラルなまま仕上げています。
サイドが黒の場合はベージュの裏張りを貼った場合も黒く着色しております。
サイドから見ても後ろから見ても、できるだけ自然に見えるように加工しています。
新品じゃないと裏張りできない???
それでは新品じゃないと裏張りできないかというと、もちろん、そんなことはありません。
履きおろされた足袋シューズでももちろん裏張りはできます。
上で説明したように、すり減りを直してから裏張りをするので、ひと手間多くかかるぶん、費用は少し余計にかかる場合がありますが、きちんとキレイに仕上がりますので、安心してご依頼いただければと思います。
before
after
今回はいつもの修理例のご紹介ではなく、コラム的に書いてみましたがいかがでしたでしょうか。
足袋シューズの裏張りを検討している方の参考になれば幸いです。
記載内容やその他のことでもご質問などございましたら、お気軽にお問い合わせください。
ハーフラバー足袋 : 4,500円〜(納期:中2日〜)
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