[Works]5 eyelet apron front derby

フィードバックをいただき、より良いフィッティングへ

 

 

2足目としてご注文をいただいた、ミディアムブラウンのUチップ。

 

 

 

 

 

 

モカの部分は1枚の革にスリットを入れて革を摘むように手縫い(ハンドステッチ)を施してあります。

ハンドステッチを施すことで、平面だった革が立体になり、木型に沿わすときにより自然に、革に無理な負荷を加えることなく、木型のカタチを再現できるようになります。

靴づくりは3次元を2次元に、2次元を3次元にする作業の繰り返しなので、現在では飾りと捉えられているデザインひとつひとつに本来は意味を与えられています。

 

 

 

 

 

 

使用したフランス・アノネイ社のミディアムブラウンのカーフレザーは、靴に必要な適度なハリを持ちながらも、足あたりがとても優しく、履きおろしの瞬間からとても足に馴染むと好評です。

 

 

1足目での経験からお客様よりフィードバックをいただき、今回は土踏まずや指まわりを1足目よりタイトめにお作りしましたが、フィッティングがより向上したとのお言葉をいただけました。

 

 

 

 

 

履きおろし前のプレメンテをお客様ご自身でされたいとのことで、こちらの靴は仕上げの際にクリーム類を使用せずにお渡しさせていただきました。

クリームが入っていないことで、より革のキメの細かさが伝わるかもしれません。

 

 

 

 

 

 

ハンドステッチのモカ縫いが主張しすぎずバランスよく施された5 eyeletのapron frontは、カジュアルダウンされた現在の生活にも馴染みやすい、オススメのスタイルです。

 

 

[Order style] full scratch order

[Upper] 5 eyelet apron front derby (hand stitch)

[Bottom] leather sole + half midsole (hand-sewn welted/machine stitch)

 


 

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